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吉本ばななと形容詞

吉本ばななの『はーばーらいと』を読みました。宗教二世の物語で、社会問題をテーマにした作品です。重たいといえば重たいけれど、吉本さん自身「ただの恋愛小説」として読んでもらっても構わないというだけあって、彼女特有の比喩が作品を明るく軽やかなものにしている気がしました。デビュー作の『キッチン』は有名ですが、その頃から表現や登場人物のセリフがとても特徴的な作家だったような気がします。私の中では、吉本ばななはカラッと晴れた穏やかな陽気の下で読みたくなるような作家です。

吉本ばななの作品は現在あらゆる言語に翻訳され、世界中で読まれているそうですが、中でもイタリア人に相当受けがいいとか聞きました。イタリア語は他言語と比べ様々な形容詞があるそうで、吉本ばななの紡ぐ言葉はまるでイタリア語のようらしいです。何となく、というかやはりというか、地中海性気候のさっぱりとした気候と陽気な人々と吉本ばななの作品は相性がいいのかもしれませんね。まぁ、「イタリア人は陽気」というのがステレオタイプだと怒られてしまうかもしれませんが・・・(笑)。

「暑い」とか「寒い」とか、「楽しい」とか「つまらない」とか、それも分かりやすくていいですが、日々の暮らしに美しい形容詞を添えて生きられたら素敵ですね。そんなことを書いていたら、なんだか映画の『アメリ』が頭をよぎりました。って、あれはフランス映画でしたね。

明日は県立高校の合格発表です。良い結果となるよう祈りながら眠ります。
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