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「!」や「?」は公式な文で使用しても良いのか?

「?」と「!」をどのレベルの文章にまで使って良いのだろうか。普段あまり気にしないが、いざ文章を書く段階になると不安になってしまう。小説は「?」を使っていただろうか、そんなことすら気になってしまうのは私だけだろうか。

小学生の頃、多分1年生か2年生の頃だったと思うが、学校の先生に「読点」はどこに打つのが良いのかと質問したところ、文の切れ目に打つのが良いと言われた。しかし、実際に全ての文の切れ目に打っていくと打ち過ぎの様な気がして仕方がないし、気にしすぎると文の切れ目の定義すら曖昧になってきくるなど混乱していた記憶がある。実際に社会人になった後も上司から「お前の文章は読点が多すぎて読みづらい」と言われたこともある。今、塾で子どもたちに勉強を教える立場ではあるけれど、未だに読点の正確な打ちどころが分からない。読点を打つタイミングが気になって色々な本を見比べてみたこともあるが、実際はその筆者の判断に任されている部分が大きくて、やはり正解などは見つからず今も何となく「ここら辺かな」くらいの感覚で打っている。

色々なことは気にし出すと不自然になる。歩くことさえ、気にするとぎこちなくなるし、ご飯を食べるときに「舌」の存在を気にすると上手く咀嚼できなくなる。当然文章もそうなのだ。気にしなければなんてことの無いことでも気にし出すと際限なく疑問がわいてくる。「れる・られる問題」「尊敬語問題」「ことわざ・故事成語の使い方あってるのか問題」など「○○問題」には際限が無い。

その様々な問題の中の1つに「?!マーク問題」があったのではないだろうか。つまり「?」や「!」マークは公文書で使って良いのだろうか、という問題である。ブログならOKだと思うが、ビジネスの企画書などに「!」は使って良かっただろうか。そのようなことを考え出すと不安になり、多分大半の人が使うのをやめておこうという結論に達してきたことだと思う。

ところが調べてみると実はこの「?」と「!」問題には既に画期的な結論は出ていた。文部科学省が「公用文作成の要領」なるものを数十年ぶりに改訂し、「?」と「!」マークは正式に公用文の中で使用することが認めたのだ。つまり、私たちは堂々と「?」と「!」を公式の場でも使用しても良いのだ。

良かった。本当によかった・・・・・・・。

・・・しかし複雑な気持ちもある・・・。確かに使っても良いという結論がでて混乱は生じなくなった。境界線が引かれたことには大きな意味があると思うが、それでも県公立高校の作文に果たして本当に「!?」を使用してよいのだろうか・・・。私は今後も間違いなく子どもたちに「使うな」という指導をするだろう。しかし、上記のような内容で子どもたちから反論されたらどうしようかな・・・。結局悩みは尽きないものだ。


では、今日はここまで。
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