２学期の期末試験の結果が続々と返って来た。今回の試験の出来が中学３年生の実質的な総合評価に直接繋がるものであるから、その点数に対しての一喜一憂は今までにないものであり、私自身も緊張しながら結果報告を受けている。
そんな中で、今回のテストで高校からの推薦を取れるかどうかの瀬戸際にいる生徒が底力を見せた。元々、力のある子なのだが、試験になると緊張してしまう性格で、１学期の成績が思うように伸びず、希望していた高校の推薦を取るためには５教科の素点であと２つ、３つ上げなければならない状況であった。１学期の通知表を受け取った時は、相当落ち込んでしまい、顔色もすぐれなかったけれど、今回の期末テストを前に腹をくくったのか、いつにもまして試験勉強に明け暮れていた。点数を取らなければならないというプレッシャーに少し体調を崩してしまう場面もあったが、そんな努力が実を結び、数学で９４点、国語で９２点と自己最高得点を取った。まだ実際に通知表と言う形で確定した数字は出ていないが、順当に行けば、希望した高校の推薦をとれることだろう。
今回の結果を受けて、改めて中学校の勉強は、努力した分だけ点数に反映されるものだと実感した。勿論、今回の期末テストで全てが終わりなわけではない。入試本番まで、まだ数カ月ある。今回の結果を私自身の励みにして残された時間も全力で指導していこうと強く思った。