理科と社会を狙い撃て!!
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理科と社会で差をつけろ!!
5月も後半になりました。本当にあっという間ですね。今年はコロナの影響もあって、今後の予定がどのようになるのか分かりませんが、例年ならあと2ヶ月程で夏休みが来て、部活が終わって、受験勉強が本格的になって・・・という頃ですね。では、みなさんは受験勉強でどの科目に力をいれるつもりですか。きっと、数学、英語が頭にぱっと浮かんできて、次いで国語と答える人が大半ではないでしょうか。確かに、もっとも時間をかけて取り組むことになるのは数学と英語なので、その点では間違いではないのですが、実は今日取り上げる理科と社会が大きな入試のポイントになっているのです。主要5科目の中で少し影が薄い理科と社会ですが、県公立の入試では英語や数学、国語と同様に100点満点の配点が与えられているこの科目を侮ってはいけませんよ。
かなりの生徒が苦手にしている理科と社会
県公立高校の入試における理科と社会の全体の平均点は、どちらも毎年だいたい50点~55点くらいで推移しています。この点数は数学、英語、国語の平均点と比べても大した差はありません。つまり、どの科目の平均点もそれくらいなのです。ところが、表面上に大差が無くてもその内容は全く違うのです。これは私の経験からの話ですが、上位層にいる生徒たちで理科と社会を苦手にしている生徒はいません。どの子も入試本番で80点台をしっかりと取って来ます。むしろ、ここで点数が取れないと致命的になるくらいです。取って当たり前、取った上での数学・英語勝負といった感じです。しかし、上位層よりも下の層に目を向けると驚くことに理科と社会で40点台が当たり前になります。端的に言えば、この2科目の平均点をグラフで表すと離れたところに大きな2つのコブができているのです。では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
理科と社会は難しい!?
端的にいうと簡単です。いや、簡単というと語弊がありますが、県公立高校の入試で出される理科と社会は出る問題が決まっています。47都道府県の全ての問題に目を通せば分かりますが、どの県も似たり寄ったりの問題ばかりで、重箱の隅をつつくような問題はまず出ていません。正直、20県分も試験問題を解けば、パターンが同じで頭を使わなくてもほとんどの問題が解けるようになります。実際、私が教えていた生徒も「もうこれ以上解く意味が無い」とぼやいていた程です。では、なぜ上記のように上位層とそれ以外の層との間に大きな溝が出来てしまうのでしょうか。答えは、単純です。上位層以外の生徒は重要事項ですら覚えていないからです。もっと正確に言うと、覚える時間を確保出来なかったからです。入試では重要事項しか出題されないといっても1ヶ月や2ヶ月で覚えきれるほど少なくはありません。覚えるにはそれなりの時間がかかるのです。つまり、早い段階からコツコツ覚えたかどうかが決め手になるのです。
理科と社会で差をつけろ!!
前述したとおり、上位校を狙う生徒は理科と社会は出来て当たり前ですが、偏差値60前後の中堅校を狙うのであれば理科と社会が出来ることで逆転が十分ありえるのです。何度もくどいですが、理科と社会はコツコツやれば80点は狙える科目です。(特に社会は取れます)
この2科目で20点差、いや30点差を付けることも出来ると思っています。そのためにも、この時期からしっかりと1日15分でいいので理科と社会に取り組んで下さい。
毎週出している理科の課題で分からないところがあったらDVDも用意してあるので授業が無い日でも塾に来て勉強して下さいね。
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