単語を覚えよう
目次
- ○ 単語のすすめ
単語のすすめ
1年程前から英検1級合格に向けて単語を覚えています。使用しているのは旺文社から出ている「パス単」という単語帳です。熟語を含めて2500語ほどの量なので、最初は3ヶ月から半年くらいで覚えられるかなと思っていたのですが、日常あまり目にしない言葉のオンパレードということもあり当初の予定通りには覚えられていません。それでも日々コツコツと1日20個から30個ほど覚えようと声に出して読んでみたり、手を動かして書いてみたりと様々な方法を駆使して覚えているのですが、悲しいことに単語帳を1周して元に戻ってくると覚えた単語の7割位を忘れているのです。しかし、嘆いていても仕方が無いので2周目3周目と何度も何度も覚え直しては忘れてを繰り返した結果、前述したとおり1年という時間が経っていました。今、ようやく全体の8割位に達した感じです。自分の記憶力のなさに嫌気がさしますが、実はほとんどの人が私と同じであることを仕事柄知っているので、ある程度開き直って頑張れています。単語を覚えることが一番苦しい作業ですが、一番大切な作業なのです。
英語を読んだり、書いたり、聞いたり、話たりする上で一番大切なものは単語力だと私は信じています。文法も当然大切です。しかし、「1番」と考えるとやはり単語力だと思います。私は学生時代、「意味の分からない単語は推測して読むんだ」というまやかしを鵜呑みにして単語の暗記を軽視してきました。あのとき「分からない単語があったら絶対に読めないんだ」と、しっかりと単語を覚えるよう説教してくれる人がいたらもっと英語が得意になっていたと思うのです。「分からない単語は推測する」は間違っていないですが、それは1つの段落に1つ、多くて2つの分からない単語があるときだけで、「推測する」は実は「読める人の理屈」なのです。学生時代を振り返ってみても、英語の成績は単語力と比例していたと思います。何度も言いますが、「まずは単語を覚えろ」「文法で単語はカバーできないぞ」と真正面から言ってくれる人がいたらと思います。「推測すればいい」などという甘い言葉に乗せられて遠回りしたことを後悔しています。
単語は苦労して覚えても簡単に忘れてしまうもなので、本当に心が挫けそうになります。しかし、みんな一緒なのです。みんな一緒だと思えばそんな苦しさにも耐えられると思います。私もそうです。ぼろぼろになって背表紙にガムテープが貼られている単語帳を毎日手に取り、そうまでやって未だ全ての単語を覚えきれない現状があるのです。みんなそうです。みんなそうだと思って単語を覚えましょう。
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