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教室長日記

個別指導の在り方

最近、ある生徒が分からない問題を質問として持ってくるようになった。問題の内容としては、質問に来るほど難しいものではないのだが、分からないと質問をしに来るようになったことに大きな成長を感じた。というのも、質問に来るということは、問題が解ける、解けないは別として、少なくとも勉強に取り組む姿勢に大きな変化があったことの証しだからだ。受験を控えているのだから当然だと思う方もいるだろう。しかし、長いこと子どもたちに勉強の指導をしている者から言わせてもらうならば、これは本当に大きな一歩なのである。
集団授業と個別指導には、それぞれ良いところが異なるところにある。今回、生徒が自ら質問をしに来たが、これこそ、正に個別指導の最大の利点なのだ。私が基本的なことを教え、生徒が問題を解く。分からない問題が出てきても出来る限り自分で解決をしようと努力をする。しかし、それでも分からないところがあれば、私に直接聞く。そして、私が直接その子の質問に答える。このような授業が出来れば必ず子どもたちの成績は上がると確信している。
では、どの様にすれば子どもたちの自主性は生まれてくれるのだろうか。現在、日本には至る所に塾があるが、かなりの数の塾が、勉強自体を教えるのではなく、子どもたちにこの自主性を持たせるための授業に重きを置いているように思われる。時代の変化と共に、塾のあり方も変化させていかなければならないのかもしれない。勿論、他との差別化を図るためだけに奇をてらうようなことはしてはならないが、新しい視点を持って授業を行わなければならないと思うのであった。
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