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塾長日記-キャリア飯

家から出られない時だからこそ~家族で考える会話



こんにちは。新座市の個別指導塾ユニスタディです。

新型コロナの影響で学校が小学校・中学校・高校が休校。外出も出来ずに家族一緒に家の中で過ごす時間が長い今だからこそ振り返ってみる家族の中での会話のあり方と、お互いに心地よい自己主張について考えてみたいと思います。

目次

1.Stay Homeで考える家族の会話

そうでなくても長引く休校で、保護者の皆様は大変なご負担になっていると思います。本当におつかれさまです。

テレビでは、「お父さんも家でごはんを食べるようになって、食生活が健康的になった」などというインタビュー映像を見かけたりしますが、三食の心配をするのは誰だ?・・・と思うと、手放しでは賞賛できず・・・ただただ、お母様に「おつかれさま」と申し上げたい気持ちでいっぱいです。

そんな今だからこそ、家族で一緒に過ごす時間が長くなっている時だからこそ、家族で楽しむ会話ゲームのご紹介です。小学生も中学生も高校生も大人の方も日々の会話を振り返りながら、やってみましょう。

2.会話ゲーム【伝えかたの3つの種類】

人に何かを伝える時、3つの言い方があると言われています。
そろそろサクランボが出てくる季節なので・・・
もし、友だちが持っているサクランボが欲しくてたまらない時、あなたなら次のAくん、Bくん、Cさんのどれを言うタイプですか?

Aくん 「ボクもサクランボが食べられればいいのになぁ・・・」
Bくん 「そのサクランボよこせ!」
Cさん 「サクランボ一つくれない?わたしのチョコあげるから」

家族の中で、役割を決めてAくんの言い方、Bくんの言い方、Cさんの言い方を言い合ってみてください。
サクランボじゃなくて、他の“好きなもの”に置き換えてみてもいいと思います。

さて、この中で誰ともいざこざを起こすことなく、気持ちよくサクランボを口に入れることができたのは誰でしょうか?

3.いちばん心地よい【伝えかた】とは?~自己主張について

自分の意志を伝える時の“伝えかた”には大きく分けて3種類あると言われています。受け身型、攻撃型、自己主張型です。
Aくんが受け身型
Bくんは攻撃型
Cさんは自己主張型
の例です。

受け身型のAくんは、サクランボを分けてもらえない確率が高いと思われます。愚痴っぽい言い方ですね・・・誰かが助けに来てくれないとサクランボはもらえません。のび太だったら、「ドラえもん、助けて~」と叫ぶかもしれません。

攻撃型のBくんは、サクランボをたくさん食べることができるかもしれませんが、いじめっ子っぽく聞こえませんか?けんか腰です。サクランボを取られてしまった友だちを泣かせ、周りの友だちからも良く思われないかもしれません。あと味の悪いサクランボです。
サクランボを取られてしまった友だちは、面白い対戦ゲームをする時も、Bくんを誘うのはやめるかもしれません。
余談ですが、私が子どもの頃は、近所に空き地があってガキ大将が君臨していました。「○○よこせ」と要求されて、悲しい思いをさせられたほろ苦い記憶があります。

さて、自己主張型のCさんはどうでしょうか?結果的にはサクランボを食べることも出来て、友だちを嫌な気持ちにさせることもないでしょう。

自己主張という言葉は、“自分の権利や要求を主張する”という少しネガティブな印象を受けるかもしれませんが、本当の意味は、“社会生活において自己の考えや意見、欲求を他人に伝える”ということです。日本人は、とかく言いたいことを言わずにがまんすることが美徳とされる風潮があります。しかしこれからのグローバル社会では、他民族と同様に“相手の立場も尊重しながら、自分の意見も述べる話術”が求められています。

正しい意味での「自己主張」は大事です。仲間との「協調性」を持って自己主張し、良好な「コミュニケーション」を取りながら物事を成し遂げる「チャレンジ精神」。
これらが就職活動中の高校生や大学生が、企業の採用担当者にチェックされていることです。社会人になってからも、自分が居心地のいい人間関係を作るために必要なポイントです。

中学生の皆さんも、小学生の皆さんも、高校生の皆さんも、新型コロナの非常事態の今、なかなか会えない友だちに思いを寄せながら、ご家族と一緒に「自己主張」について話し合ってみるのはいかがでしょうか。

(塾長、キャリアコンサルタント 仙波京子)

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